感染拡大に備え陰圧装置増設

 未だ終息の気配が見えない新型コロナ感染症対策として、指定医療機関や協力病院以外でも当該患者の受入が要請されることとなっています。

 当院でも感染者の治療や後療養の受入を要請されるケースが想定され、実際に受け入れています。この事態にあたり専用病室・隔離病室を設置していたところですが、病床逼迫状態が見られ専用病室の拡充をはかりました。整備にあたり昨年同様、「おおいた産医療関連機器導入推進事業」の補助金を利用して、トクソー技研株式会社の簡易陰圧装置を導入しました。(8月上旬)

 発熱外来や最初に整備した専用病室において稼働実績を積み、職員も安心して看護にあたっています。専用病室の稼働が必要なくなる日が早期に訪れることを願ってやみません。

令和4年度の入社式・新人研修を行いました

 令和4年度の入社式を3月17日(木)に行いました。
コロナ禍で迎える3回目の新年度ですが、今年は9名の新人が入職しました。

 学生時代はカリキュラムや行事にもコロナの影響が及んだことと思います。
この病院も感染症の専門や基幹病院ではありませんが、地域の方々の日々の健康を守るために、新型コロナウィルス感染症の関連症状で不安な方々の診療にも取り組んできました。
 世の中がコロナ中心に回ってきた2年間でしたが、やっと色々な事がコロナと共存して再開する動きを見せ始めたこの時期に社会人としてのスタートを切った皆さん、これからが新たな学びの始まりです。

 卒業、就職をゴールとすることなく、先輩から、上司から、同僚から・・そして何より患者様から教えて頂くという姿勢で臨んで欲しいと思います。職員一同、新人たちが一日も早く職場に馴染み、安心して仕事ができるよう指導して参ります。

 当院をご利用下さる患者様・ご家族様には、不慣れな新人が行き届かない点もあるかと思いますがどうかよろしくお願いいたします。

年頭のご挨拶

新年のご挨拶を申し上げます。既に二年間にも及ぶ新型コロナ禍で疲弊とも、順応ともいえる様々な状況が垣間見られます。その中でご家族が入院・入所され面会が出来ない当事者・ご家族、当たり前の学園生活が二年間にも及んで送れない生徒・学生、サービス業の方々等、相当な精神的・肉体的・経済的負担を強いられていることに沈痛の思いでおります。昨年末には世界的に日本のみが鎮静状態にあり、その謎を各方面から検討されていました。遺伝的に日本人は有利であるとの学説もありましたが現況(1/14)を視ればそれは否定的と言えます。何よりも日本人の国民性のお陰で(デルタ株までは)なんとかしのげていたのだと思います。

当院では今日(1/15)までは院内感染は防ぐ事が出来ました。薄氷を踏む思いでしたが幸運にも助けられました。若い職員や小さな子供さんがいる職員、帰省家族を持つ職員から頻繁にコロナ対応の相談を受けました。その都度、コロナ対策に真摯に向き合っている様子に心より感謝しながら当院のルールを基に回答して参りました。一方、中核病院の中にはクラスター感染を引き起こしたところもありますが、果敢に新型コロナ診療に立ち向かわれた結果だと思います。敬意と尊敬の念を禁じえません。

さて、第6波の主犯、オミクロン株においては外来診療をしている以上、従来株の様には侵入をブロックできないかも知れません。当院は院内に併設されている『ふじみ介護医療院』を含め199床を有しますが多くの方は免疫力が低下しています。完全な感染隔離室を有しない施設においては入院・入所している方々を新型コロナから守ることと発熱患者さんを受け入れることは常に相反します。そのため私共は地域社会に貢献することを病院理念に謳ってはいるものの必ずしもそれに応えていないことに忸怩たる思いでおります。

昨年はこのコロナ禍でありながら約半年をかけて外来スペースのリノベーションを敢行しました。その目的は発熱者と通院患者(敬称略)を動線上区別できるようにすること、待合スペースを同様に区別すること、各診察室間の独立性(空気の流れも抑制)を確保することでした。晩秋から年末には第5波後、可能な限り家族面会を条件付きで行いました。現在も余命幾ばくもない方々の面会は、一定の条件により許可しております。発熱者の診療は地域住民の方々を中心に行っております。今年は外来診療の充実、新型コロナの感染状況に即応した面会条件の是正(可能な限り面会出来るように努力します)を行います。マラソンは35㎞地点からが試練と言われています。もう少し頑張りましょう。どうかこのオミクロン株が普通の風邪として落ち着くこと、安堵した年末を迎えられることを祈念いたしまして新年のご挨拶とさせて頂きます。

院長 田村 洋一

新型コロナ対応 「簡易陰圧装置」を設置

昨年11月より稼働を始めた「専用外来」を紹介します。

新型コロナ感染症が日本で確認されてから約2年が経過しました。「発熱外来」(診療・検査医療機関)を大分県に登録している当院は、当初、増築棟西玄関周辺に診察・検査コーナーを設置していました。新「専用外来(感染症外来)」は、感染が発生し始めた頃に外来部門の改修工事の設計を開始しており、発熱患者さんの診察、処置に際し職員等への2次感染を防ぐために、診察室を陰圧状態に保つ必要がありました。丁度、設計の検討中に大分県医療ロボット・機器産業協議会の展示会があり、そこに大分県宇佐市のトクソー技研株式会社が現装置を出展しており、協議を重ね設計に入れ込むことにしました。

 本装置は、強力な陰圧で大容量の汚染空気を収集し、空中浮遊物をHEPAフィルターで清浄化。更に紫外線殺菌装置により空気とHEPAフィルターで捕捉した菌を殺菌し、感染リスクを抑え安全な空気と入れ替えるものです。

 11月稼働開始から毎月15から20名の発熱患者さんの診療にあたっていますが、医師、看護師、事務共に十分注意しながらも安心して診療することが出来ています。

1階外来、受付ホール 改修工事完了と贈り物

 本年4月から始まった、病院1階外来・受付ホール等の改修工事は、コロナ禍の渦中ではありましたが、10月はじめに完了することが出来ました。期間中は患者さまや業者の方には大きな迷惑をお掛けしましたこと、お詫び申し上げます。皆様のご協力のお陰様で大きなトラブルもなく無事完工でき、1階は大きく様変わりしました。思えば、1階部分は、昭和53年の新築後殆ど手が入っていませんでしたので、当然でしょうか。
 従来、内科系と外科系で分かれていた診察室は、旧外科系と救急処置室部門を「救急処置室」、感染症や発熱患者さま用の「専用外来」、「採血・点滴コーナー」としました。内科系診察室だった部分に外来診察室を集中させ、1番から6番までの6ブースを設置し、他科受診の患者さまの利便性を向上させることが出来ました。患者さまからは、概ね好評を戴いています。
 このほど、工事竣工にあたり嬉しい贈り物を戴きました。市内在住の渡邉 進様洋子様ご夫妻から、別府在住の画家 藤祥州画伯の絵画1点です。藤画伯は、世界30数カ国で取材され、全国の百貨店、美術館で個展を開催されています。作品名は、「別府湾より由布鶴見を望む」です。当院も絵の中に描かれている30号の作品です。

 先日、渡邉氏の受診の際に内田理事長、田村院長より感謝状を贈呈させて戴きました。高価な贈り物に恐縮至極ですが、氏の想いを心に刻み患者さまの満足度向上に職員一同邁進する所存です。大変有り難うございました。なお、絵画は1階ホールに飾っています。是非ご覧下さい。

★本日は七夕☆


大田の小関さんが笹を持ってきてくれて、今年も七夕飾りが出来ました。感謝です!
7月のラッキーカラーは笹の葉の色。魔除け・厄をはらう効果があると言われています。

五色の短冊には意味があり
赤・・・感謝、決断の色
青・・・成長、信頼の色
黄・・・人間関係、お金の色
白・・・義務、守る心の色
紫・・・学業、向上心、強い力の色

みなさんの願いが叶うといいですね☆

入社式、新人研修を行いました

令和3年3月17日(水)今年も新人を迎えることができました。
コロナ禍で、医療従事者へ感謝やエールをと言われていますが、その厳しさも報道等で紹介され、最前線の病院ではないにしろ若い新人が来てくれるのか不安な部分もありました。
皆さん、ようこそ別府中央病院へ!!
そして、ご入職おめでとうございます。

学生生活を終えて社会人としてのスタートを切った皆さん、これからが新たな学びの始まりです。
入社の日から、社会人として医療人として必要な知識・技術について研修が行われています。先輩たちもかつての自分を思い出しながら、新人たちが一日でも早く職場になじみ、安心して仕事ができるように指導に一生懸命です。

病院をご利用いただく皆様には、不慣れな新人がご迷惑をおかけすることもあろうかと思いますが、患者さまやご家族との関わりが貴重な学びとなりますので、どうかよろしくお願いいたします。

新年冒頭のご挨拶

 新年のご挨拶を申し上げます。全世界共通の挨拶になると思いますが来年には新型コロナの克服を祝うご挨拶を申し上げることが出来るようになることを祈るばかりです。昨年の今頃は中国の新型コロナ禍を対岸の火事として見ていましたが今や我が国では大都市圏のみならず日本全域がその火事に巻き込まれ、行政、医療機関は必死で戦っています。大分県ではこの一年で延べ感染者数は1000人に達しそうです。
 当院での取り組みについてご紹介申し上げます。外来診療では、患者様や訪問された方全員に玄関ロビーに設置されたサーモモニターで最初に体温を確認後、血中酸素飽和度を測定(肺炎の有無、状態を推定)し、健康チェックシート(問診と、既述の基礎データを記入)により新型コロナ感染のリスクを点数化しています。感染の可能性が低い方は青色に分類し通常の外来スペースで、感冒様症状の方は黄色に分類し救急外来スペースで、明らかに感冒症状がある方は赤色に分類し、青・黄色に分類された方々と交わらないように専用外来と称した仮設の診療場所で午後に振り分け予約制で診察しております。入院診療においては当院の設備、マンパワーを十分に勘案し、医療従事者としての責務と 『存在意義のない病院であってはならない』 ことを肝に銘じ、日々コロナ対策に向き合っております。今後も既存の入院患者様の感染防止と新型コロナ患者様の診療の両立といった極めて困難な課題に取り組んでいく所存です。また入院患者様のご家族には厳しい面会制限を設け、多大なご迷惑をお掛けしております。大分県内の感染状況を分析し、少しでも面会の機会が設けられるように週単位で面会制限のルールを見直ししているところです。
 今日まで座右の銘にしております 『人生万事塞翁が馬』 をひたすら信じ、今年一年を歩んで参ります。最後になりますが密閉、密集、密接、濃厚接触の回避(お互いがマスクをしている、1m以上の距離、15分以内の会話)をもう一度ご確認下さい。皆様のご健康をお祈りするとともに保健行政機関、最前線の医療機関関係者の方々に改めて謝辞を申し上げ新年のご挨拶に代えさせて頂きます。

令和3年1月15日







院長
田村 洋一

百寿のお祝い

当院入院中の大野寅男さんが、100歳のお誕生日を迎えました。

別府市や大分県よりお祝いを頂き、当院にて長寿のお祝いをしました。
スタッフの心を込めた飾り付けに、ご家族の方々も大変喜んでおられました。
目を閉じている時間が長い寅男さんも、この時ばかりは目を開け、嬉しそうな表情を見せてくれました。

寅男さん100歳おめでとうございます!

医療療養病棟にて、夏祭りを開催しました!

7F療養病棟が初めての夏祭り!!
こんな時に・・・? こんな夏だからこそ!入院中の皆様に少しでも楽しく過ごして頂けたら・・・と企画しました!!



クラリネット!?
いえいえ
シンセサイザーです!

若かりし日の
なつメロに
涙する方も・・・

トンネルをくぐって・・・
その向こうは・・・?
夏気分でした~!
  カラカラ回す楽しみ!
 ちゃんと景品も当たります♡
  手つきも顔つきも釣り名人!?